【簡単な保存方法】器具不要。家庭でできるコーヒー豆の保存方法3選

おいしいコーヒーを淹れるためには、コーヒー豆選びがもっとも大切です。

しかし、せっかく素晴らしいコーヒー豆を買って淹れ方にこだわっても、コーヒー豆そのものの保存状態が良くなければ、淹れるコーヒーの味や品質は落ちてしまいます。

そこで、このページでは美味しいコーヒーを淹れるための基本である『コーヒー豆の保存方法』をご紹介します。

消費に一週間以上かかる場合は冷蔵庫or冷凍庫保存が基本

コーヒー豆は、焙煎してから徐々に鮮度が落ちていきます。鮮度が落ちるということは、酸化が進み、味や香りのレベルが低下していくことを意味します。

コーヒー豆が劣化してしまうのは、主に以下の4つの原因が挙げられます。

湿度

コーヒー豆は湿気や水分に弱いものです。というのも、コーヒー豆に含まれる水分は約3%と低い湿度のため、豆の吸水性がかなり高い状態にあります。焙煎した状態では、表面積が増え、さらに水分の吸収も早くなります。

空気

コーヒー豆は空気と接触することで酸化します。酸化してしまうと、コーヒー本来の味が失われるだけでなく、嫌な酸味を感じるコーヒーになってしまいます。

温度

コーヒーは温度が一℃変わっただけで味が変わるといわれるほどデリケートなものです。
また、低温より高温の方が酸化スピードが速くなり、劣化を早める原因にもなります。

太陽光

紫外線もコーヒーの劣化を引き起こします。特に直射日光は劣化のスピードを急速に高めますので、太陽光を直接浴びない場所に保管する必要があります。

 

従って、これらの原因から回避出来る場所であれば品質を保ったまま保存出来ることになります。

その第一候補に挙げられるのが『冷蔵庫』そして『冷凍庫』です。

冷蔵庫や冷凍庫は、

  • 約20%前後の湿度に保たれており、季節によって変化することはない
  • 低温であり、かつ温度は一定に保たれている
  • 太陽光を直接あびない

という条件を満たせるため、一般的にみて保存に向いている場所だと言えるでしょう。

ただし、いくら冷蔵庫や冷凍庫が保存に適しているからと言って、永久に保存出来るわけではありません。冷蔵庫の場合は1か月程度、冷凍庫の場合は3か月程度で消費するように気を付けたほうが良いでしょう。

また、コーヒーは水分に弱いため、冷蔵庫、冷凍庫から出したコーヒーを常温に放置すると結露が発生し、その水分を吸収してしまいますので、必要な分のみを取りだすようにしましょう。

家庭で簡単にできるコーヒー豆の保存方法3選

コーヒーを冷蔵庫や冷凍庫に入れて保管するのが良いことは分かりましたが、どのような状態で保存すれば良いのでしょうか?

買ってきたまま袋に入れて?ビンに移し替えて?等々考えられますが、以下に器具不要でできるコーヒー豆の保存方法3パターンをご紹介します。

1.タッパーで保存

食べ物を保存するときにまず思いつくのはタッパー、という人は多いのではないでしょうか。
どの家庭にも必ずといっていいほどありますし、収納も簡単です。

タッパーで保存するメリット

タッパーのメリットは密閉性があることでしょう。
また、冷蔵庫・冷凍庫内において、並べたり重ねたり出来るため、乱雑にならずに保管することも出来ます。

タッパーで保存するデメリット

タッパーは確かに密閉性がありますが、真空状態に出来るわけではないので、やはり空気に触れてしまう可能性があります。(中には、ポンプ等で空気を抜くことが出来るタッパーもありますが、一般家庭に必ずあるものとは限らないでしょう。)

タッパーですと、容器と蓋との間に隙間なくコーヒーを淹れることは不可能に近いですし、使用するたびに隙間が空いてしまい、その隙間に空気が入り込み、酸化する可能性があります。

また、タッパーはだいたい透明で中が見えるようになっていると思いますので、光があたってしまうこともあります。この点においては、コーヒーの劣化を招く原因となります。

また、見た目の問題になりますが、コーヒー豆をタッパーで…ちょっと格好悪いですね。
家で飲む分には良いでしょうが、お客様が来たときに、タッパーからコーヒー豆を出す。想像するとちょっと恥ずかしいかもしれませんね。

2.ジップロックで保存

ジップロックでの保存。こちらも、何かを保存するときに思いつく方法の一つではないでしょうか。

ジップロックで保存するメリット

タッパーに比べてしっかり空気を抜くことが出来るため、密閉性はタッパーより高いというメリットがあります。

ジップロックで保存するデメリット

タッパー同様、透明であるため光が当たってしまう点や、見た目のお洒落感が無いというデメリットがあります。

3.フタつきのビンor缶で保存

フタつきのビンや缶での保存。
これは用意するのにコストや手間がかかる可能性もありますが、自分の好きなビンや缶を使うことが出来て、見た目もお洒落です。

フタつきのビンor缶で保存するメリット

透明なものを選ばなければ、光をしっかり遮ることも出来ますので、タッパーやジップロックに比べ品質の良い状態で保つことが出来る方法かと思います。

フタつきのビンや缶といってもピンからキリまでありますが、コーヒー専用のものを使えばより良い状態でコーヒー豆を保存することが出来ます。

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まとめ

ビンにしろ缶にしろ、やはり満杯にコーヒー豆をいれるのはなかなか難しく、使用して中身が減っていく分、そのスペースには空気が入り込むため、酸化を引き起こす可能性があります。

手軽さや保存精度、見た目等含めて判断するとしたら、ビンや缶を使った保存方法が一番優秀ではないかと思いますが、ご家庭で楽しむ分であれば、ジップロックでもタッパーでもそれなりに保存出来る方法だと思います。

ご自分の用途に合わせて選んでみてください。

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