市販で買えるおいしいコーヒー豆(粉)ランキング
コーヒー豆(粉)を手に入れようと思ったら、まず思い浮かぶのがコーヒー専門店や行きつけのコーヒーショップだと思います。
もちろん、そういったお店で購入するコーヒーは美味しく、質の良いものだと思います。
しかし今回は、値段の安い「市販のコーヒー」に絞って美味しいコーヒー豆(粉)をランキング形式でご紹介したいと思います。
味や鮮度、風味の強さにこだわる方は、以下のランキングでご紹介しているコーヒー豆がおすすめです。よろしければこちらも参考にしてみてください。
目次
市販でコーヒー豆(粉)を買う際のチェックポイント
メーカーによってネーミングにも特徴がある商品が多い市販のコーヒー豆や粉を、自分で選ぶためのチェックポイントを3つご紹介します。
ストレートかブレンドか
コーヒーは、
- 1つの産地で採れた豆のみを使用した「ストレート」
- 異なる個性をもつ数種類の豆を一定の割合で混ぜた「ブレンド」
の2つに大別されます。
産地の名前を冠することの多いストレートは、その違いが味の違いにもつながっています。
そのためストレートに関しては、基本的に生豆の原産地の特徴を元に選ぶのがおすすめです。
同じ豆でも浅煎りや深煎りなどのローストによって味が異なるため、初めのうちは豆に合った焙煎を販売店に任せるほうがよいでしょう。
一方のブレンドは、個性のあるストレートを複数混ぜ合わせバランスを取ったコーヒーです。
喫茶店などでは、その看板の味ともいうべき立場に当たります。
そのお店やメーカーによって豆の配合の割合が異なるため、商品説明などの情報だけでは判断が難しいのが特徴といえます。
ブレンドのコーヒーを選ぶには、ベースとなる豆の原産国を確認したり、使用されている主な銘柄を参考にしたりするのがおすすめです。
コーヒー豆の銘柄(原産国)の違い(代表的な銘柄と特徴)
現在、コーヒーを栽培している国は、約70か国といわれています。
赤道をはさんで南北緯25度の間の「コーヒーベルト」と呼ばれる地域で栽培されています。
飲用を目的に栽培されているのは、「アラビカ種」か「カネフォラ種ロブスタ」のいずれかです。
同じ種でも自然環境や栽培・加工方法などの条件の違いによって、特徴が異なるコーヒーになります。
主なコーヒーの銘柄や特徴は次のようになります。
ブラジル
世界のコーヒーの総生産量の約3割を占めるブラジルコーヒーの代名詞です。
酸味・苦味ともにやわらかで、クセのない味わいが特徴です。
安価のためブレンドのベースとして用いられることが多く、コーヒーの基本の味といわれています。
コロンビア
全体的に豆の粒が大きめで、酸味と甘みは独特ながらそのバランスがよいのが特徴です。
その甘い香りとまろやかで上品な酸味から、上質の豆はコロンビアマイルドとも呼ばれています。
マンデリン(インドネシア)
インドネシアではロブスタ種のマンデリンがよく知られていますが、スマトラ島で採れるのはアラビカ種です。
酸味が弱く、独特な後味が特徴で、カフェオレにも適しています。
香り高く深いコクとやわらかな苦味があり、ブルーマウンテンの登場までは「世界一のコーヒー」と評されていました。
モカ(エチオピア、イエメン)
フルーツのような甘い香りとやわらかな酸味、深いコクを備えた、バランスの取れたコーヒーです。
主な産地のエチオピアはコーヒーの木が発見された国との言い伝えから、もっとも古い銘柄とされています。
キリマンジャロ(タンザニア)
アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロの傾斜で栽培されていたことから命名された、アフリカを代表する銘柄です。
しっかりしたコクと強い酸味、重厚な香りを持つのが特徴で、中煎りから深煎りまで幅広く楽しめます。
ブルーマウンテン(ジャマイカ)
「コーヒーの王様」とも呼ばれる、最高級コーヒーの代名詞ともいえる銘柄です。
芳醇な香りを持ち、軽くなめらかな口当たりが特徴で、苦味や甘み・酸味など全てのバランスが取れたコーヒーとして知られています。
ブルーマウンテン山脈の標高800~1200mの限定された一部のエリアでのみ栽培されるコーヒーが「ブルーマウンテン」と呼ばれます。
どこで買うか(スーパー、専門店、喫茶店など)
スーパーでも多くの種類のコーヒー豆や粉が市販されています。
市販のコーヒー製品の裏面には、原料のコーヒー豆に関する情報の記載の表示が義務づけられています。
一見しただけでは選べない場合は、中身を表す表示をチェックするのも一つの方法のため、「生豆生産国名」を確認するのがポイントです。
メーカーによって差はありますが、産地のほか内容量や挽き方などの表示を参考に、好みに応じて選んでみましょう。
買いたい銘柄が決まっていなかったり、自分好みのコーヒーを探したかったりする人は、コーヒー専門店に足を運ぶのがおすすめです。
販売員に「酸味のあるもの」「苦味の強いもの」といったリクエストをしたり、合わせたい食べ物を伝えたりすると、適した豆を選んでもらえる場合もあります。
近年は、コーヒーの鮮度にこだわって購入する人が増えている傾向が見られるため、豆の保存に気を配っているお店を選ぶのをおすすめします。
なお、喫茶店で使われているのは、鮮度にこだわったコーヒー豆である場合が多いです。
お気に入りのお店と同じ味が楽しめるという理由がもっとも大きいかもしれませんが、新鮮なコーヒーを購入したい場合に利用するのもよいでしょう。
1位:キーコーヒー 缶スペシャルブレンド
誰もが一度は目にしたことのあるブルーの缶。おばあちゃんの家の棚や昔ながらの喫茶店、そういったところに置いてあるとしっくりくる、懐かしささえ覚える容器ですね。この缶欲しさに購入する方も多いようです。
卓越した独自のブレンド技術により、酸味と苦味のバランスが程よく保たれているコーヒーです。
ガツンとパンチの利いたコーヒーとは言えませんが、誰にでも愛される、万人受けするコーヒーだと言えます。市販品にしてはしっかりしたコクを楽しむことが出来ます。
お値段は、どこで購入するかにもよりますが、340g入って650円~800円程度。
一杯あたり10gの使用と仮定すると、1杯あたりの値段は19円~23円で、コストパフォーマンスもなかなか良いですね。
大勢の人が飲む職場、家族そろった休日の朝などに飲むのには最適のコーヒーではないでしょうか。
コストパフォーマンス、万人受けする安定の味、入っている缶を考慮して、市販のコーヒー豆ランキングの堂々の第一位とします。
2位:AGF マキシム レギュラーコーヒー・ちょっと贅沢な珈琲店 豊かなコクのスペシャル・ブレンド
『ちょっと贅沢な』なんて書かれると、心を奪われてしまいませんか?しかも『ちょっと』というのがポイント。
普段のコーヒータイムに“ほんのちょっと”の贅沢を取り入れることができたら…それだけで毎日の平凡な生活も頑張れそうな気がします。
美味しい理由を科学的な手法で解析・見える化し、より美味しい製品を正確・安定的に提供する『おいしさの科学』を追求するAGFさん。
選び抜いたコーヒー豆、鑑定士によるブレンド、そしてAGFさん独自の焙煎技術で、上質なコクと香りを楽しめるコーヒーです。
深めの焙煎の粗挽きであるため、苦味に特徴があります。
人によっては苦味を強く感じてしまうかもしれませんが、それがこのコーヒーの味わいと言えます。苦味が気になる方は、砂糖やミルクを混ぜることで、バランスよく飲むことが出来るでしょう。
砂糖やミルクを混ぜてもコーヒーの味わいがしっかりと残っているのもこのコーヒーの特徴と言えるかもしれません。
お値段は、320g入って400円~600円程度。
一杯あたり10gの使用と仮定すると、1杯あたりの値段は13円~19円で、コストパフォーマンスの点ではキーコーヒーよりも優れています。
ただ、個人的に残念なのは、キーコーヒーや次に出てくるilly(イリー)のように缶に入っていないことですね。
贅沢な時間を確かに感じられる味であり、コストパフォーマンスはキーコーヒーよりも上をいくものの、苦味が強いため必ずしも万人受けしない可能性もあり、またお洒落な缶がついていないということもあり、第2位とさせてもらいました。
3位:illy(イリー) エスプレッソ粉 ダークロースト(特徴、価格、味わいなど)
イタリア国内において業務用として愛飲されている商品であり、今やイタリア国内だけでなく世界中で人気のある深い味わいのエスプレッソです。
おしゃれな缶に入っているのも特徴であり、ギフトとしてそのまま使うことも出来るコーヒーです。
ダークローストという名からも分かる通り、ダークになるまで=焦げる直前までじっくり時間をかけて丁寧にローストされています。深いロースト、そして極細挽きのため、深みのあるコクや、苦味があるのが特徴です。
エスプレッソとして楽しむのはもちろん、ミルクとの相性も抜群なので、苦味が気になる方はミルクと合わせて飲むのも良いかもしれません。
お値段は、250g入って1400円~1600円程度。
一杯あたり10gの使用と仮定すると、1杯あたりの値段は56円~64円で、上の二つに比べると少々お高いですね。
しかしお高いとはいっても、1杯100円もせずに、自宅でイタリア本場の味を楽しめるのなら安い方ではないでしょうか。
おしゃれな缶に入っていて、本格的なエスプレッソを自宅で楽しめるilly、しかしコストを考慮すると、上記二つのコーヒーに劣ってしまう部分もあるため、illyは第3位とさせてもらいました。
スーパー(市販)で買える人気コーヒー豆・粉ランキング
スーパーで買える人気のコーヒー豆や粉のランキングをご紹介します。
自宅用として安価に飲めるものから、少し贅沢な気分を味わいたいものを5つピックアップしています。
①西友オリジナル『きほんのき マイルドブレンド』
西友オリジナル『きほんのき マイルドブレンド』は、西友のプライベートブランド商品のレギュラーコーヒーです。
実店舗のほかにオンライン通販でも購入でき、400g入り298円(税抜)で販売されています。
生豆原産国はブラジルやベトナムのコーヒー豆を使用し、「独自のブレンド技術で雑味を抑えた」仕上がりが特徴です。
「よくいえばクセがなく、悪くいえばあまり特徴のない味」という評価や、「コンビニコーヒーに近い味」という声が見られます。
自宅でたっぷり飲むためのレギュラーコーヒーには十分な品質といえるでしょう。
②小川珈琲店 『小川プレミアムブレンド 』
小川珈琲店 『小川プレミアムブレンド』は、「豆」と「中細挽きの粉」から選べるブレンドコーヒーです。
共に1袋180g入り、参考価格735円(税抜)で販売されています。
小川珈琲店では、豆の種類をはじめ、それぞれの焙煎度合いやブレンドされている豆の割合などの内容を表示しているのが特徴です。
『小川プレミアムブレンド』で使用されている豆の原産国は、メキシコとブラジル、コロンビアとエチオピアとなっています。
コーヒー豆の特性を最大限に引き出すため、それぞれの豆の状態に合わせて焙煎したあとに配合するという「アフターミックス製法」が施されています。
甘みや酸味が抑えぎみで、苦味が割と強いのが特徴のコーヒーです。
③珈琲探究 『ブルーマウンテンブレンド 』
珈琲探究 『ブルーマウンテンブレンド』は、UCCから2016年9月から販売されているコーヒーです。
生豆はジャマイカやブラジルなどの原産国のコーヒー豆を使用し、「豆」と「真空包装の粉」から選べます。
豆は150g入り1780円、粉は200g入りで1836円(共に参考価格)で販売されています。
UCCのコーヒー鑑定士こだわりの焙煎とブレンドによる、「優雅な香りとまろやかな味わい」が特徴とされています。
ブルーマウンテン特有の香りとバランスの取れた甘みのある味わいを損なわずに飲み切るため、小容量サイズになっているのが特徴です。
④ユーコーヒー『贅沢荒挽珈琲 コクのスペシャルブレンド』
ユーコーヒー『贅沢荒挽珈琲 コクのスペシャルブレンド』は、ブラジルやエルサルバドル産の生豆を主に使用し、粗挽きの粉にしたコーヒーです。
鮮度を落とさずに使い切れる少量250g入りパックになっていて、473円で販売されています。
雑味のないコーヒー本来の味を引き出すために、珈琲鑑定士が焙煎度合いや配合、豆の挽き方の企画に当たっています。
商品名のとおりコクが深く、酸味が抑えられた味わいが特徴です。
⑤AGF『ちょっと贅沢な珈琲店 レギュラーコーヒー スペシャルブレンド』
AGF『ちょっと贅沢な珈琲店 レギュラーコーヒー スペシャルブレンド』は、320g入り参考価格637円で販売されています。
ブラジルやベトナムなどの産地の豆を使用し、深煎り・粗挽きの粉に仕上げています。
厳選した豆にAGF独自の焙煎技術である「T2ACMI(たくみ)焙煎」を施し、苦味と酸味のバランスを取りながら、香りを最大化しているのが特徴です。
深く濃い香りが引き立つ上質なコクがあり、澄んだ後味が楽しめるコーヒーとなっています。
番外編【コスパで選ぶなら】トップバリュ ベストプライス レギュラーコーヒー 1kg
イオン系列のスーパーなどで取り扱っている「トップバリュ ベストプライス レギュラーコーヒー 1kg」は、本体価格が698円(税抜)となっています。
商品名は「コクと苦みのある味わい レギュラーコーヒー」で、1gが1円以下というコストパフォーマンスの高さが特徴です。
生豆の主な産地はベトナムやブラジルとなっており、中煎りの豆を中細挽きにしています。
トップバリュのオンラインショップによると、兵庫県の工場で作られている製品で、「砂糖やミルクにもよく合う味わい」に仕上がっています。
実際に購入したユーザーの口コミによると、
- 「コスパがいいのでリピートしている」
- 「酸味が少し弱いが、アメリカンに入れてたっぷり飲む分には十分」
- 「従来の400g入り商品よりもさらにお得」
といった評価が見られます。
ただし、香りを生かしたまま保存するには1kgという量は扱いに困るという意見も見られるため、コーヒーを大量に消費する環境向きの商品といえるでしょう。
ネットスーパーで買う手もあり!
実店舗に足を運ばなくても、ネットスーパーでコーヒーを買うという方法もおすすめです。
商品の価格や内容量・特徴が一覧できるほか、同じカテゴリー内の商品との比較もできるため、より自分の好みに近いコーヒーが選べるかもしれません。
いつもなら気づかない商品を見つけられるという楽しみもあるため、一度試してみてはいかがでしょうか。
コーヒーの好みは人それぞれですので、このランキングが万人に共通するとは言いません。
ただ、確実に言えることは『市販のコーヒーでも美味しいものはある!』ということです。
市販のコーヒーだから…と侮ることなく、試してみてください。
人気コーヒー豆(粉)ランキング
当サイト経由で実際に売れているコーヒー豆を人気順にご紹介します。
どれもそこらへんでは買うことのできない高品質の豆ですが、「お試しセット」なら非常にお得な値段で買うことができます。
コーヒーが好きな方はぜひ試してみてください。
人気ランキング 第一位:珈琲きゃろっとのお試しセット
珈琲きゃろっとは、本格コーヒーを求める方にこそ人気があります。注文を受けてから初めて焙煎してくれますので、最適な状態で自宅に届きます。
「本当においしいコーヒーを探している」という方は、珈琲きゃろっとを選んでおけば間違いありません。自信を持ってそう言い切れるくらいの品質と鮮度が備わっていますので、ぜひ試してみてください。
詳細記事⇒【写真つき】珈琲マニアにも人気!珈琲きゃろっとのお試しセットを飲んでみた感想・口コミ・評判まとめ
人気ランキング 第2位:ロクメイコーヒーのお試しセット
品質、味ともに素晴らしいと認められた「スペシャルティコーヒー」を4種類試せるセット。
100g(約10杯分)×4袋入っているから、いろいろな銘柄を少しずつ試すことができます。
毎日色々な風味を楽しみたい方におすすめです。
詳細記事⇒ロクメイコーヒーのお試しセット│失敗したくない方におすすめ
人気ランキング 第3位:ドイコーヒーのお試しセット
「とにかく新鮮なコーヒーを飲みたい」という方にはドイコーヒーがおすすめです。
他店との違いは、焙煎日を決めさせてもらえるというところ。
焙煎したばかりの豆を送ってもらうことができますので、非常に新鮮で素晴らしい風味のコーヒーを淹れることができます。
タグ:市販コーヒー粉ランキング